日曜講座なるものを

始めてもう10か月。1回会場のカフェのオーナーがインフルにかかったので中止しましたが、なんとか月イチのペースで開催しております。中身は従来の研究をわかりやすく、かつできるだけ画像を用いてお話するもので、これがけっこうキツい。今月のゲイシャの話でも論文を書いた際には全く画像は掲載しておりません。たまたまへんてこな研究発表会に出た際に画像を少々集めたことはありますが、1時間以上話すとなると相当の分量が必要になります。するといろいろの発見があるもので、今回は1900年のパリ万博に出演した新橋烏森芸者一行の画像が入手できました。国会図書館にもない小冊子で『洋行みやげ』というものですが、なんと「国文学研究資料館」なる組織のアーカイブズで提供されてました。全部ではないのですが画像があるだけ助かります。(聞き書きは「明治百話」などで読めます)さて、フジヤマ・ゲイシャのゲイシャはオペレッタ「The Geisha」から広まったものであるという話で1時間。CDでAmorous Goldfish とChonkina という唄を聴いてもらい、チョンキナがどんな遊びの唄なのかを縷々説明いたしました。まあ、熱心に聴いて頂けたこと。私も勉強になりましたです、ハイ。来月は土用丑の日の「丑湯」と「丑湯祭り」についてお話する予定。今日は雨降りで外の作業も出来ないので丑紅の画像などをセレクトしております。