上田の観光教室にようこそ。観光研究の成果と経過を告知するためにこのサイトを開設しました(したがって研究に関わりのないことはあまり書きません)。ネーミングは私淑する井上萬壽蔵先生の名著「観光教室」によるものです。

6年間勤務した金沢から昨年、実家のある刈谷市に引っ越しました。6年前までは4年間N外大で勤務していたので、まあ出戻りといったところでしょうか。

ひとつところに6年もいたのはサラリーマン生活を含めて最長記録でありました。教えることも星短(金沢星稜大学女子短期大学部)だけでなく星大(金沢星稜大学)・富大(富山大学芸術文化学部)・金沢学院短大と経験させていただきました。これも皆様のお蔭と感謝いたしております。英語の塾も1年間で終わりましたが、社会人に英語を教えるのは50数年ぶり(先回は高校生の時)だったのでこれも楽しい経験でした。

クチがかかれば東奔西走するつもりですが、あまりアテにならないので(なんといっても年齢が障害です)、研究所という名を冠した会社を設立し、やり残した研究課題に取り組むつもりです。また実践的なツーリズムにも取り掛かりたいと考えております。バニラエアーばかりでなく他社便も利用して、奄美観光大使の仕事を続けて行きたいと考えております。 

2017年

4月

11日

日曜講座なるものを

始めてもう10か月。1回会場のカフェのオーナーがインフルにかかったので中止しましたが、なんとか月イチのペースで開催しております。中身は従来の研究をわかりやすく、かつできるだけ画像を用いてお話するもので、これがけっこうキツい。今月のゲイシャの話でも論文を書いた際には全く画像は掲載しておりません。たまたまへんてこな研究発表会に出た際に画像を少々集めたことはありますが、1時間以上話すとなると相当の分量が必要になります。するといろいろの発見があるもので、今回は1900年のパリ万博に出演した新橋烏森芸者一行の画像が入手できました。国会図書館にもない小冊子で『洋行みやげ』というものですが、なんと「国文学研究資料館」なる組織のアーカイブズで提供されてました。全部ではないのですが画像があるだけ助かります。(聞き書きは「明治百話」などで読めます)さて、フジヤマ・ゲイシャのゲイシャはオペレッタ「The Geisha」から広まったものであるという話で1時間。CDでAmorous Goldfish とChonkina という唄を聴いてもらい、チョンキナがどんな遊びの唄なのかを縷々説明いたしました。まあ、熱心に聴いて頂けたこと。私も勉強になりましたです、ハイ。来月は土用丑の日の「丑湯」と「丑湯祭り」についてお話する予定。今日は雨降りで外の作業も出来ないので丑紅の画像などをセレクトしております。

0 コメント

2017年

4月

04日

1年経ちました

引っ越しから1年。何かやる気が出ず、論文も1本書いただけ。ま、ぐだぐだと日を送っておりましたが、幸い月イチで観光学の日曜講座を開くことになり、従来発表した論文のパワーポイント化や資料の整理(というか発掘)が少しずつできました。その資料整理の過程で、現在「カンバス バンガロー製作所」の資料集めに取り組んでおります。5月には長崎で2週連続で史料集め、次いで特許庁での資料集め、と形になりつつあります。今年は研究学会の方で発表する予定。

さて、来週は「ゲイシャ」の講義。シドニー・ジョーンズのオペレッタのアリアを聞いてもらうことにします。

2016年

6月

06日

ようやく研究が

ようやく研究が…

形になってきました。今年のテーマ、①観光列車の源流?「回遊列車」の誕生について②馬の海水浴③ポツダム勅令、特に航空運送事業令の中の約款の研究、の一番目です。6月11日(つまり今週土曜日)に学会発表する予定。そのあと、O観光大学の紀要に投稿する予定。今年は10枚以内に抑えて、ペナルティを払わないようにせねば。大(おお)新聞だの小(こ)新聞だのが出てきたり、徳川実記が出たり、大津事件が出てきたりと内容は盛りだくさん。観光列車を研究テーマにしている院生とちょいと張り合ってみました。なにせ、この4月から無所属(無職)となったので、元だの前だの(英語じゃどっちもformerですけどネ)の肩書をつかうのもいやで、研究所を設立しそこの所長というか代表というか、そんな肩書で発表することにしたものです。個人で設立できる「合同会社○○研究所」でありまして、そこの代表社員でありますからして、「研究所」の「代表」といってもまんざらウソじゃありません。

当初、名古屋で開催される予定の学会が急きょ東京に移り、さらに実行委員長の負傷(原因不詳)で別会場に。めんどくさいハナシですが、まあ発表できればよかろうと考えております。同学会の学会誌には論文は掲載しない予定です。理由はCiNiiに全く反映されないこと、などなどです。

0 コメント

2016年

1月

21日

気が付けばもう1月下旬

2校やらE/Sの作成やらでいつの間にか1月下旬。講義もあと僅かで終了。S短は2科目、T大は1科目の試験、1科目レポート。K学院はレポートのみ1科目。昨日K学院の最終講義後、図書館で朝日の縮刷版を熟読。観光列車のハシリである「回遊列車」がヨミダスの明治29年にあったとの情報があったので(N君からだが、実は手持ちにあった。)その分を朝日で確かめようというワケ。ヨミダスは8月となっていたが、7月の広告で発見。中に「例年のごとく」と書いてあるので、こりゃ何じゃ、と前年・前々年を辿り、ついに明治25年まで遡ったのでありまス。いやー、収穫、収穫。ところで、イミダス掲載の8月分は見落としたので、次回もう一度トライしてみることにいたします。やれやれ、これで「観光列車」の基礎データが整い始めたゾ。

 

2015年

12月

06日

今年もあとわずか

日本医史学会と日本観光学会にやっと出席できました。観光研究学会は観光学会と同一日程だったので出席できず。日本医史学会では今年もこの1年の物故会員に黙祷。これでも若手なので、何か投稿するようにとお勧め頂いた。観光学会は若干運営に問題はあったものの、100名を超える人数でまあうまくいったと評価できる。K先生ご夫妻に感謝。しかし、金土日とでかけると疲れます。トシかしらん。

さて、来年度のみの非常勤になりそうなので、また引っ越しを企てねば。K学院大の図書館で朝日新聞の明治期からの縮刷版を発見。これは役に立ちそう。県立図書館にもないものがこんなところにあるとは。見直しました。

0 コメント