唐崎の夜雨(からさきのよさめ?)

相変わらずイトー(伊藤鶴吉)さんの足跡を追っかけております。「初期外国人案内業者の研究」というわけです。「シドモア日本紀行」(原題 Jinrikisha Days in Japan)に少し関連記事が出ているので参考資料にしようと思ってちょいと読んでいると近江八景が出てまいりました。トップは三井の晩鐘(ルビなし)で、フンフンと思ったら次は唐崎の夜雨で(唐崎のよさめ)とわざわざ読み方を書いてある。訳者がアホなのか、校正屋(いくら講談社だっているはずだが)がパーなのかしらんが、幼稚園児よりヒドイ!(滋賀県の幼稚園なら近江八景くらい教えてるんでは?)それとも原文にYOSAMEとなってるのかな、いやいやそれでも直すじゃろ。訳者は1942年東京生まれとなっているから子供の頃に近江八景なんて習ったことがないのかも。可哀そうだねー。

ああ、原書にあたろうと探したらペーパーバックスになってたので早速購入。国会図書館に行くより安い。