「回顧録」の怪、あるいは指導力不足

明治期のガイド(外人案内業者)に関する論文で「参考資料」となっていた「回顧録」の作者名に「山中忠雄」とあったのでそればかり探していたが見つからず。それらしい資料をやっと見つけたので必要事項の箇所その他をコピーしたのだが、何のことはない、タイトルに「回顧録」(社団法人ジャパン・ツーリスト・ビューロー)となっており、奥付には「編輯、発行者 山中忠雄」となっていたのを山中の名前のみ記載したというわけ。まあ、現在は研究者ではない方に文句を言っても始まらんが、自分だけ研究してるわけじゃないんだから、参考資料くらいしっかり記述してもらいたいもんだ。ナニ、これも指導教官(アンタですよ)がヘボなせい、と言えんこともない。

資料の中身は件の論文にたっぷり引用してあるので、たいして参考にならんが、それでも使える(かもしれん)ものがある。若干、研究が進むことになるのがありがたい。

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