ただ今四本目執筆中②

明治中期(ったって色々あるんですがね、まあ中期)のドイツ海濱院の料金が出てまいりました。ところが、これが当時の日本円のいくらにあたるかわからない。「長期統計総覧」にはドル・ポンド(磅、ですけど、某船会社の歴博の学芸員、カナ、はこれをドル、と表記してまいりました、メールでですが、アンタ、明治時代に豪州がドルなわけないジャン)・フラン・ルピーしか載っておらんのです。しかたなくNDLで探そうかと思ってましたところ、思いがけなくI県立図書館でリファレンスのオネーさんが教えてくれました。NDLのを一応リストアップしてあったんですが、そのうちの一つが(復刻版ですけど)あったというわけ。イヤー、助かりました。で、料金ですが、当時の鎌倉海濱院(その時点ではホテルに鞍替えしてましたが)より安い!鎌倉海濱院が設立日ならずして潰れるのがわかるような気がします。運営形態は習い覚えてきたのでしょうが、経営形態までは習ってこなかったものと見えます。明治人もこの程度だったんでしょうなー。小賢しさが計り知れるような気がいたします、ハイ。(明治をやたらありがたがるようなヤツ、まあ坂の上の雲氏もにたようなモンですが、はアタシャ好かんのでス)