海水浴の①

それらしい文献が見つかりそうなので、近世史料館に行ってきました。拠り所はKN大のセンセイが書いた「明治金澤の蘭方医たち」というんですが、参考文献が書いてないので、司書サン(学芸員かな)たちをずいぶん煩わせました。参考文献くらい、書いとけよな、だらしがない!さらに、建言の訳文の写しを根拠にして「ともあれ、金澤の地に海水浴を普及させたのがスロイスであることは明白である。」と言い切ってるんですが、アンタ、日本語が読めんのかい。建言は海水浴場を作るべきであると言ってるだけで、これが作った証拠にはならんじゃないの。作ったというなら、いつ、どこに作ったの。それもわからないのに「ともあれ」はないでしょう。いやいや、こんなヒトに病気を治してもらおうとは思いません。学都のレベルもこんな程度だということがよくわかりました、ハイ。私の持論である、馬鹿の拡大再生産論から申しますと、あと数年で「金沢には日本最古の海水浴場があった!」という論文が出てきそうで怖いですナ。あ、怖いというのは、論文を私にこき下ろされて、ヤッパを持ってくるヒトのことですけどね。