銀座は遠くなりにけり①

乗員組合のアホどもとトラブルをやらかして銀座に勤めていたことがあります。銀座四丁目の交番の間近、いやいや、日本でも英語のしゃべれる数少ないオマワリさんのいるところ、という認識でした。ところが、そうじゃなかった、というのが今回の日本観光研究学会の発表なのでアリマス。左遷もなんのその、小生意気な編集会社をぶちのめして、熊本にまたもや左遷されたのですが、そこからまた不死鳥のごとく(ゴキブリかも、です)のし上がってまいりました。左遷してくれてありがとう、と言いたいところですが、お返しは必ずしてあげますから、首を洗って待ってて欲しいものです。あ、小生意気な編集会社はツブシてあげました。最終的には今や臣下に下った内親王殿下を「妃殿下」と書いたのが致命傷。刷り直しが当然発生する訳ですが、そのころ左前になっていたことを印刷屋にタレ込んで、「先に印刷代、もらっとけよ」と言ったもんデス(いやいや、そのころ膝が痛みましてネ。たぶん五寸釘のせいではないかと)。左遷のお返しは何にしますかね。その会社もすでにないし、過日アメリカの某大学からメールをもらったのですが、そのころ英文の機内誌の校正のメンバーからで、感慨深いものがありました。「銀座に行ったんですが、会社はすでになく」なんて書いてあって、時の流れを感じました、ハイ。あ、そこで作ってたガイドブックとガイドマップが廃刊というか絶版になったというのが今回のテーマであります。どちらも、よく売れてたんですヨ。とにかく両方を一手に引き受け(並みのウデじゃ無理無理)、稼ぎまくりました。勿論、編集会社を屈服させてからですがネ。私が担当するまでは、刷れば刷るほど赤字だ、というのを、1年で黒字にしましたモン、そりゃ恨まれるわナ。ああ、銀座は遠くなりにけり、です。