論文の進み具合④

いやー、まいりました。案内業者(昔のガイド)が営業停止の処分を受けた、という新聞記事を書こうとして、ふと気がつきました。なんと、明治40年の3月で、7月に案内業者取締規則が公布される前!「取締規則標準」で処罰されなきゃイカン。昨夏国立公文書館で手書きで写した蒟蒻版を探しまくりました(毎度整理のつかない研究室なもんで)。なにせ、インクが薄れ、というか半分以上褪色してるんです。それをマイクロにしてアーカイブズで公開している物凄さ。昨夏を思い出します。アーカイブズで文字が消えてるから、といったらマイクロを貸し出し、それでも見えんゾ、と言ったらやっと原本を見せてくれたという次第。消えた文字を(正確には文字の痕かな)蛍光灯の光に斜めにあてて痕跡を読みましたよ。まだ古文書でもないんだから、もっと大事に扱ってほしいもんです。今ではもっと褪色が進んでいるでしょうから、このブログで公開しましょうかね。