日本の海水浴(場)に関する知見⑧実朝の怪水浴その2

思うに、建永二年正月十八日の記事と、四月十三日の「将軍家御違例」(要するにまた病気になった)と四月廿日の「将軍家御不例令復本給之間。有御沐浴」(病気が治ったので風呂に入った)のをごちゃまぜにしたのではなかろうか。丹霞楼主人サン(富士川游という大学者ですケド)も罪つくりをなさる。ま、調べずに書く方が悪い(アタマがね)のですが、平成の御代になっても引用するヒトがいるのは困ったモンです。ご紹介しておきましょう。「海水浴の文化史」(水資源開発公団)、「東京湾学会誌1巻5号」、「海の百科事典」(丸善)。文化史だの学会誌だの、百科事典だので書いてもらっちゃ、名前が泣くってェもんです。あ、吾妻鏡ですか、今は現代語訳が出てますから、ナンなら小学生でも読めるハズ。大体、実朝の将軍在位期間なんて短いモンでしょ、労を惜しんで恥をかくことはないんです、ハイ。