「國際觀光」がない!③

今春、昭和23年に復刊された「國際觀光」10冊合本というのが売りにでたので早速入手。復刊第一号に「觀光映畫の行く道」という記事があり、旧國際観光局の製作した観光映画についての記述があるのですが、中に「すなわち、その初期においては、『フジヤマ、サクラ、ゲイシャの映畫』と悪口をいわれながらも」という表現を発見。フジヤマ・ゲイシャ論が大きく進展しそうな気配であります。仙花紙とはいいませんが、ページが薄くてコピーを取ると裏移りするようなシロモノです。

 復刊でこの調子ですから、ホンモノにはどれだけ未知の情報が詰まっているか、ああ、つくづく戦前の「國際觀光」が欲しいと思ったことでした。